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花づくりは「連続」と「継続」

2012.07.06

 五鹿屋農村公園の花壇は、婦人会を中心に、高砂会、壮年会、全常会からの圃場周辺草刈り等沢山の協力で造られている。花づくりは連続と継続が基本。そのための「つなぎ役」に15名のキーパも加わる。以下は、現在の花壇になるまでの今年の記録である。

 第一、 五鹿屋全体で活用する4,400本のポット苗づくりは、3月下旬から始まる。ハウスで30日、露地で30日。ハウスでの温度と水の調整は要め。30度になると大変、立枯病も一晩が勝負。気のぬけないチーム管理がもとめられる。

 第二、 花壇は土づくりが大事だ。3月下旬牛糞2t(トン)を入れ、天地返しをし、養生する。定植5日前に化成肥料をまぜ深耕、畑地をつくる。 第三、5月27日、婦人会30余名で、花17種、2、340本の定植。テーマ「絆の輪」で笑顔をイメージ。次日、すかさずモグラが入った。それから毎日モグラとの根比べが続く。あらゆる薬剤を使ったが効果なし。

 第四、 一ヶ月すると花の特徴が出始める。肥料をもとめるもの、水をもとめるもの、その反対のものと様々だ。マリーゴールド、ペチュニアに病いが出はじめた。7月6日の大雨でベゴニアは葉腐病に、一晩で茎だけになった。外科手術をした。

 第五、 花がらつみは、集団の美しさをみてもらう花壇であるための、欠かせない仕事だ。婦人会が3回、キーパが5回手をかけ今の形になっている。

 第六、 水やりは、花の命につながる仕事である。土の色、葉と葉の間の水分状況、当日の天気と相談し、実行する。水量も考える。雨の降った次の日、晴天だとして水をたっぷりやると、下痢し発病する。花の顔色をみて水をやることが大事だ。仕方なしの心では、花は喜ばない。花は子育てと一緒である。

 旧駐在所跡(国道筋)の花壇は、キーパが世話をしてつくっている。今年はアクセントに木の水車を設置した。花に注目してほしいとの願いからである。ぜひこの花壇もみて声をいただければ、それが又、元気な花につながる。

グリーンキーパ 柏樹 直樹