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魚つかみ取り大会

2012.08.25

青少年育成部会長 林 英明

 平成21年から青少年育成部会の部会長をやらせて頂いて早4年目になりました。この魚つかみ取り大会を開催する経緯は、平成22年度の運営審議委員会で事業計画を立てる時に、今の副公民館長である長田富夫さんと話し合い、夏に子どもたちが水を使って遊べる行事はないものかと検討したのがきっかけでした。私達が子どもの頃は、今ほど物が溢れていなかったために、夏休みに近場へ水を使った遊びに行くといえば、近所のプールへ泳ぎに行ったり、川で泳いだり釣りをしたりして楽しんだものでした。今の子ども達はそういう遊びをしているのだろうかと意見を交換しました。他の案としては南部小学校のプールで水泳大会をしてはどうか、川へ子どもたちと泳ぎに行ってはどうか等、意見を交わしました。但し水の遊びを行事にするとなりますと安全に注意が必要でもあり、それじゃあ五鹿屋幼稚園のプールで魚つかみ取りをやってみてはどうだろうか、生きた魚に触れ、捕った魚を食べる事により、子ども達に命の尊さを分かってもらおうと言うことで、今年で第3回目を行うことができました。

 プールへ放流する魚は鮎200匹、岩魚100匹、ウナギ10匹です。鮎は小さくてすばしっこい、ウナギはヌルヌルして捕まえにくい、岩魚は弱ってくると捕まえやすい等、それぞれ特徴があります。毎年子ども達がニコニコし、ずぶ濡れになりながら必死に魚を捕まえる姿を見ていると、今年もやってよかったなーと感じさせられます。

 平成24年度は残念な事に猛暑で水の温度が高かったこと及び水の塩素の影響があったためか、プールへ魚を放流してすぐに死んでしまうと言うハプニングもありました。その中で、ウナギはかろうじて長く生きていたために子ども達もウナギを捕ろうと必死の形相で盛り上がることができました。魚が捕れて嬉しそうな子ども達とは裏腹に、捕れた魚をどうやってさばこうかと困ったような様子の親御さんの顔も微笑ましく感じられます。
 夏には除草奉仕作業と魚つかみ取り大会、秋には公民館祭りと同時開催のゲームコーナー、餅つき大会、冬にはカルタ大会とミニ左義長がありますので、是非親子で参加頂きますようにお願い致します。